書窓風景

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星野天知『紅閨の燈火』

※以下の文章は、明治二十七年九月発行の文學界に掲載された星野天知作『紅閨の燈火』を、一部旧字体を新字体に改めたり、原文にはない句点を補うなどして読みやすくしたものです。作品を広く知っていただくために、素人が趣味で打ち込んでいるものなので間違…

馬場孤蝶『文藝作品の検閲』(感想)

北村ミナ先生の記事を目当てに購入した『早稲田文學』第三十二號(明治四十一年七月発行)に収録されていました。大陸文学の英訳出版者として有名なビゼッテリーさんが、ゾラ作品の出版で裁判沙汰になってしまったことを書いています。 告発した者も裁判官も文…