書窓風景

読書人のブログ

2019-06-18から1日間の記事一覧

星野天知『紅閨の燈火』(自己流訳)

※編集中。恐らく間違いだらけですが、徐々に更新していきます。 袖は露が濡らすと言い、露は袖が濡らすという。 ふればこそ露も砕け、砕ければこそ袖も濡れるというものを、いったい誰がこの境を知るだろうか。今年この露が袖に砕けて我が庭を潤おすと、そこ…

星野天知『紅閨の燈火』

※以下の文章は、明治二十七年九月発行の文學界に掲載された星野天知作『紅閨の燈火』を、一部旧字体を新字体に改めたり、原文にはない句点を補うなどして読みやすくしたものです。作品を広く知っていただくために、素人が趣味で打ち込んでいるものなので間違…